「絶望」と「怒り」、二面性を体現する像である。
燃える海が街を飲み込むなか、職責を果たすべく、力の限りを尽くすものがいた。
なぜこんなことになったのか、どうすればよかったのか、涙と悔しさ、怒りが溢れ、こみ上げた。
絶望し、心に抱く「怒り」を糧に、二度とこんな思いは繰り返さない、繰り返させないと強く誓った。
震災を経験した被災者は、被災直後から現在に至るまで、その時期ごとに様々な「怒り」をうちに抱き、大きなストレスを抱えた。
また、「怒り」をきっかけに奮起した者もおり、個人的な被災心理にとどまらず、被災から復旧・復興段階における社会的課題まで、幅広い話題を内包している。
この「怒り」は、同震災を振り返る上で一つの重要なキーとなるものと考える。
より深く鑑賞いただくため、詳細なエピソードをご紹介します。
祈りの帆-セイル-東側の階段下に位置する。
大火災が起こった鹿折市街地を臨むことができるとともに、当時の記憶をより一層想起させる場所とした。
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