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平成28年気仙沼市東日本大震災追悼式 市長式辞

更新日:2016年9月17日

東日本大震災から,早くも五年の歳月が流れました。

本日は政府においても追悼式を挙行していただき,只今,安倍総理から式辞を,天皇陛下からお言葉を頂戴いたしました。衷心より感謝申し上げます。また,本日会場には犠牲になられた方々のご遺族ならびに関係機関,ご来賓の皆様に多数ご臨席を賜り,また,多くの市民の皆様にもご参列いただいておりますことに深く感謝を申し上げます。

当市では大震災で1,200名余りの方々が犠牲となり,関係当局の懸命の捜索にも関わらず,その内220名もの方が今もなお行方不明のままとなっております。市民を代表し,犠牲となられた皆様に心から哀悼の誠を捧げます。

御遺族の皆様におかれましては,大切な御家族を突然失われた悲しみは余りにも深く,年月を経ても心の傷は癒えていないものと思います。私たち一人ひとりもその悲しみに寄り添いながら,心の復興の道を歩んでまいります。

昨年,当市では「復興実感の年」となるよう復興事業の一層の加速化に努め,災害公営住宅への入居開始,防災集団移転造成地の引き渡し,水産加工集積地等における企業の本格稼働など,地域再生の柱となる事業が進み,その姿が確認できるようになってまいりました。これまで一日も早い復興を願い見守ってこられた皆様にも,ようやくその道筋が見え始めてきたものと考えております。

震災から五年という節目を迎えるにあたり,去る七日に追悼・祈念施設の候補地として市内陣山を選定し,祈りの場,鎮魂の場であると同時に,復興を感じ,前向きな思いを抱くことのできる施設の整備を進めることとなりました。また,これからは,復興事業の継続はもとより,地方らしい豊かな暮らしを目指し,地方創生事業への取り組みも重要となってまいります。私たちは今後とも未来への礎を築くため,日々精進し,犠牲になられた方々に胸を張って我がまち「気仙沼」の様子をお伝えできるよう,ふるさとの再興に邁進する市民の皆様とともに新たな決意をここに誓いたいと思います。

結びに,大震災からこれまで,多大なる御支援をいただきました全ての皆様に改めて感謝を申し上げるとともに,犠牲になられた皆様の御霊がとこしえに安らかならんことを祈念し,五周年にあたっての式辞といたします。

平成28年3月11日
気仙沼市長 菅原茂

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秘書広報課 広報広聴係
電話番号:0226-52-0693

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