土砂災害への警戒・備えについて
更新日:2021年5月20日
1.土砂災害警戒区域について
宮城県では、土砂災害の危険性がある箇所について、土砂災害防止法に基づく調査を実施し「土砂災害警戒区域」と「土砂災害特別警戒区域」を指定しています。
土砂災害防止法の概要
土砂災害防止法(注)とは、土砂災害から国民の生命を守るため、土砂災害のおそれのある区域について危険の周知、警戒避難態勢の整備、住宅等の新規立地の抑制、既存住宅の移転促進等のソフト対策を推進するものです。
注:正式名称「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律」
土砂災害警戒区域
急傾斜地の崩壊等が発生した場合に、住民等の生命又は身体に危害が生じるおそれがあると認められる区域であり、危険の周知、警戒避難体制の整備が行われます。
土砂災害特別警戒区域
急傾斜地の崩壊等が発生した場合に、建築物に損壊が生じ住民等の生命又は身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる区域で、特定の開発行為に対する許可制、建築物の構造規制等が行われます。
指定区域について
土砂災害警戒区域等の指定箇所は、以下の「宮城県土砂災害警戒区域指定箇所」をご覧ください。なお、今後も市内の危険箇所については、宮城県による警戒区域の調査と指定が順次実施される予定です。
注:現在、警戒区域になっていない場所でも土砂災害が発生する可能性はありますので、大雨や地震の時などには十分注意してください。
- 宮城県土砂災害警戒区域指定箇所(気仙沼市)(外部サイトにリンクします)
気仙沼市土砂災害ハザードマップ
市内各地域の土砂災害警戒区域等と、最寄りの避難場所及び避難経路については、以下の「気仙沼市土砂災害ハザードマップ」をご覧ください。
2.土砂災害への備えについて
(1)雨が強くなったら積極的に雨量情報、予報、警報等の情報を入手しましょう!
まずはテレビやラジオ等で気象情報を確認しましょう。
雨が強くなってきたら、インターネットでも確認しましょう。
- 宮城県砂防総合情報システム MIDSKI(宮城県)(外部サイトにリンクします)
- 気象庁(外部サイトにリンクします)
- 国交省(外部サイトにリンクします)
気仙沼市の災害情報
- 公式HP災害情報
- 危機管理課ツイッター(外部サイトにリンクします)
- 災害情報フェイスブック(外部サイトにリンクします)
- ラジオ コミュニティFM(外部サイトにリンクします) 77.5メガヘルツ
- テレビ データ放送
- 被災者支援メール 注:事前登録が必要です。
(2)前兆現象に気づいた際は、直ちに避難を開始し、市役所や自治会などに連絡しましょう!
土砂災害の特徴および前兆現象
がけ崩れ
特徴
・突然発生し、スピードが速い。
・逃げ遅れる人も多く、死者の割合が高い。- 前兆現象
・がけからの水が濁る
・がけに亀裂が入る。石がバラバラ落ちてくる。
・木の根が切れる、岩が割れる等の音がする。
土石流
特徴
・流れの急な河川や、扇状地などで発生しやすい。
・高速で破壊力が大きいため、人命や家などに被害が及ぶ。- 前兆現象
・山鳴りや、立木の裂ける音、石のぶつかる音が聞こえる。
・雨が降り続いているのに川の水位が下がる。
・川の水が急に濁ったり、流木が混ざりはじめる。
地すべり
特徴
・発生規模はがけ崩れよりも大きい。
・広範囲で動くため、家や道路などに大きな被害が及ぶ。
・発生活動が継続的で、再発生しやすい。- 前兆現象
・地面にひび割れるができる。
・沢や井戸の水が濁る。斜面から水が吹出す。
連絡先
- 気仙沼市役所(代表) 電話番号:0226-22-6600
- 気仙沼市危機管理課(直通) 電話番号:0226-22-3402
- 気仙沼土木事務所 電話番号:0226-24-2505
- 気仙沼・本吉広域消防本部 電話番号:0226-22-6688
(3)早期の避難開始と避難中の安全確保を!
- 大雨により土砂災害が発生するおそれがある場合は、警戒区域外に出ることを優先し、速やかに避難してください。
- 避難経路の冠水や路面損壊等も想定されますので、早期の避難開始と避難中の安全確保を心掛けてください。
- 警戒区域に指定されていない場所でも、土砂災害が発生する可能性がありますので、大雨の際は十分に注意してください。
高齢者等避難が出たら
避難に時間がかかる要配慮者(高齢者・障害者・乳幼児など)は、避難を始めてください。また、周りの方は支援を始めてください。通常の避難ができる方は、気象情報に注意し、家族との連絡、非常用持出品の用意等、避難準備を始めてください。
避難指示が出たら
通常の避難ができる方も危険な場所から全員、避難場所等への避難行動を開始してください。
緊急安全確保が出たら
命の危険があることから、直ちに安全確保する必要があります。
建物の高層階へ避難する等、その時点でいる場所よりもより安全な場所へ移動してください。
注:避難情報が発表されていない場合でも、身の危険を感じたら避難行動を開始しましょう。
関連ファイル
このページに関する問い合わせ先
総務部 危機管理課 防災安全係
電話番号:0226-22-3402