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ILC誘致に向けて 吉岡 正和氏に聞く

更新日:2016年9月16日

吉岡正和氏の写真高エネルギー加速器研究機構 名誉教授
東北大学・岩手大学 客員教授

吉岡 正和氏に聞く

吉岡 正和氏(よしおか まさかず)京都大学理学博士号取得。加速器研究30年以上のキャリアを誇り、KEK-BファクトリーやJ-PARCの大型加速器の研究・建設に携わってこられたほか、がん治療のためのホウ素中性子捕捉治療<BNCT>の開発にも尽力されています。平成25年3月、本市で開催したILC講演会において講師を務められました。

ILCにはどんなことが期待できますか?

ILCは、宇宙誕生の謎に挑む究極の加速器で、今後世代を超えて世界の物理学のセンターとなります。一方では、建設や運営には多額の経費を要するものですから、日本がそれを受け入れるに当たっては、世界の物理のセンターということだけに閉じない、次のような大義を抑えておく必要があります。

日本初の国際研究プロジェクト

日本は経済大国ですが、意外なことに、これまで大規模な国際プロジェクトをホストした経験はありません。ILCが日本に立地すれば、それは我が国で初めての経験となります。しかも一過性のものではなく、世代に跨って長期間稼働する施設となるのですから、それだけでも大きな意義があります。

東京ではなく、地方に立地する

我が国で初めてとなる国際研究機関を、東京ではなく、地方に立地するということの意義は極めて大きいものがあります。地方がもっともっと元気になることが、日本の将来にとって重要な鍵となりますが、その突破口かもしれません。

次世代の人材育成に資する

世界トップクラスの研究者が日本に集結することが、次世代の若者に如何に大きなインパクトを与えるか、想像するだけでもワクワクします。数千人の研究者やその家族が、地域に溶けこんで生活することになるでしょう。またILC施設に地元採用の各種スタッフが1,500名以上は常駐しますし、加速器施設の維持・管理・改造のための需要も生まれます。地域の直接・間接の関与が若者に刺激を与えないわけはありません。

新産業の創出

ILCに関与することにより、地域の中で幅広い高度な要素技術の向上は必ず実現します。それを新産業創出に結実させることは、我々の責務です。そのためには、(1)東北大学、岩手大学はじめ地域のアカデミーセクターとも協力すること、(2)一切の壁を取り払った柔軟な発想を大切にすること、そして(3)世界を変えてやる、という起業スピリットを持つこと、の3要素が重要です。

外交・安全にも関わる

以上の全てを実現し、地域が世界と直接接続され、多くの人々の交流の場となることは、地域・国家の外交・安全に必ずプラスの効果をもたらします。

ILCの建設によって問題は起きませんか?

施設の安全性、環境に対するインパクト、電力問題など、多くの疑問・質問があると思いますが、現在ジュネーヴ郊外で使用されているCERN(欧州原子核研究機構)のLHC加速器が最も近い規模や形態です。ここの大深度地下トンネル(27キロメートルのリング)の基本形は、1989年に完成したもので、既に25年近く経っています。ここを参考にしていただくことが理解を深めるのに最も有効かと思います。

このページに関する問い合わせ先

震災復興・企画部 震災復興・企画課 政策・調整係
電話番号:0226-22-6600
内線番号:315,316

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