お子さんのオンラインゲームの高額課金にご注意ください
更新日:2024年3月14日
まさかうちの子が!知らぬ間に高額課金をしていた!
【相談事例】
- 携帯電話の利用履歴を確認していたら、高額な料金が発生していることに気がついた。小学生の子どもが、家族のスマートフォンを使ってゲームアプリで遊んでおり、課金をしたようだ。課金については禁止していたが、一緒に遊んでいた友達から「キャリア決済(注1)を使うとお金がかからないでゲームができる」と教えてもらったようだ。キャリア決済の際にパスワードの入力は必要ではなく、決済完了メールは届いていなかった。子ども自身はお金がかかっている認識はなかったという。
(注1)代金を携帯電話の利用料金と合算して支払うことができる決済方法のこと - パソコンを見ていたところ、オンラインゲームの決済メールが届いていることに気がついた。小学生の息子が、家庭用ゲーム機のポイントを入手するために、クレジットカードで7万円課金していたことがわかった。ゲーム機には父親のアカウントしかなく、父親のクレジットカードを登録していた。息子は半年ほど前からいつも父親のアカウントを利用してゲームをしていた。動画サイトにゲームのポイントを入手する方法が紹介されているのを見て、その通りにやってみたという。息子は、課金されているとは知らなかったようだ。
【特徴】
子どもは仕組みも分からず、アイテム欲しさに課金してしまうことがあります。高額請求を受けるケースでは、親のクレジットカード情報を勝手に使用してしまうほか、携帯電話のキャリア決済を無断で利用してしまうケースもみられます。
【問題点】
- 保護者のアカウントが登録されたスマートフォン端末や保護者用のアカウントでログインした家庭用ゲーム機を子どもに渡して使わせている場合、子どもが課金した場合は、アカウントの所有者である保護者が決済を行ったとみなされ、未成年者取消権が認められないことがある。
- オンラインゲームでアイテムを購入する際には、原則、プラットフォーム(Apple、Google、任天堂等)のアカウントのIDとパスワードが必要だが、パスワードを入力せずに決済できるように設定を変更することができ、スマートフォン端末のキャリア決済で課金する場合も、パスワードの入力を不要にすることが可能になっている。
- 課金を行った場合、事前に登録したメールアドレスに決済完了メールが届くように設定することができるが、そのメールを見落とすケースがみられる。
- 「キャリア決済を使うとお金がかからないでゲームができる」と友達から聞いて行うなど、キャリア決済のことを正しく理解していないケースがみられる。
【アドバイス】
- クレジットカードやキャリア決済の仕組みを分かりやすく子どもに説明し、課金する場合のルールを家族で話し合いましょう。
- 保護者のアカウントは子どもに利用させず、保護者のアカウントで子どものアカウントを管理、保護できるように「ペアレンタルコントロール」を利用しましょう。
- スマートフォン端末では、保護者のアカウントで子どもに利用させる場合、保護者が子どもの「課金を防ぐ」「課金に気づく」ために、事前に保護者のアカウントの設定が「決済完了メールが届く設定になっているか」や「決済時にパスワードが必要となる設定となっているか」の確認をしましょう。
- クレジットカードの暗証番号やキャリア決済のパスワードは、子どもの目に触れないよう適切に管理し、キャリア決済の請求が高額とならないように上限額を設定しましょう。
不安に思った場合やトラブルに遭った場合は、消費生活センターにご相談ください!
関連リンク
- 子どものオンラインゲーム 無断課金につながるあぶない場面に注意!!(国民生活センター)(外部サイトにリンクします)
- 「スマホを渡しただけなのに…」「家庭用ゲーム機でいつの間に…」子どものオンラインゲーム課金トラブルを防ぐには?(国民生活センター)(外部サイトにリンクします)
- オンラインゲームトラブル(消費者庁)(外部サイトにリンクします)
このページに関する問い合わせ先
市民生活部 生活環境課 消費生活センター
電話番号:0226-22-3437