多重債務・借金問題で悩んでいませんか
更新日:2018年9月6日
多重債務で悩んでいたり、あなたの周りに借金で困っている人はいませんか。
市消費生活センターでは多重債務・借金問題に関するご相談をお受けしています。
多重債務を解決する債務整理の方法を正しく理解して、一日も早く生活を立て直しましょう。
多重債務とは
借金やクレジットカードなどの返済額が増えて、支払いができない状態になることです。
多重債務に陥るきっかけ
- 病気や怪我、事故などで仕事ができなくなり、生活費のために借り入れを繰り返した。
- 知人の借金の連帯保証人になったところ、知人が返済をしないため多額の負債を抱えてしまった。
- 無計画にクレジットカードで買い物をしすぎた。
- 借金返済のために新たな借金を繰り返し、返済困難になってしまった、など 。
ご相談いただきますと
- 現在の借金等(債務)の状況を整理し、生活再建のアドバイスをします。
- 債務整理の方法について説明し、方向性を考えるためのアドバイス及び資料を提供します。
- 初回無料の弁護士相談など、適切な相談機関を紹介するとともに、弁護士相談を行うまでの資料作成準備やアドバイスを行います。
債務整理の方法とその特徴
債務整理の方法としては、以下の4つの方法があります。
それぞれのイメージ・大まかな特徴をまとめると以下のようになります。
1 任意整理
- 裁判所を通さずに、相談者・法律専門家(弁護士又は司法書士)と貸金業者間の交渉により、債務を整理します。
- 法律専門家に依頼することが望ましい債務整理方法です。
- 貸金業者が合意しない限り、債務は整理されません。
2 特定調停
- 裁判所が相談者と貸金業者の間に入り、債務整理を調整・仲介します。
- 法律専門家に依頼することは必須ではありません。
法律専門家に依頼をしない場合には、費用は数千円程度しかかかりません。 - 貸金業者が合意しない限り、債務は整理されません。
3 個人版民事再生
- 裁判所の関与のもと、再生計画を立て、これに沿って借金を返済していきます。
再生計画では、実現可能な返済スケジュールと借金の一部免除が計画されます。 - 利用できる者は、定期的な収入がある者等に限られます。
- 手続きが複雑なことから、法律専門家への依頼は必須であり、また、他の手続きに比べて時間もかかります。
4 自己破産
- 裁判所の手続きを通じて、借金をゼロにしてもらいます。
- 最低限の生活資材を除き、住宅等の財産は失うこととなります。
- 過去7年以内に自己破産により借金をゼロにしてもらっている等の事情がある場合は、借金をゼロにしてもらえません。
(出典:多重債務者相談の手引き 平成23年8月 金融庁・消費者庁)
弁護士に依頼する費用がなく、相談できない場合は
経済的にお困りの方が、弁護士、司法書士の法律相談を利用したい場合は、費用立て替え制度「民事法律扶助制度」があります。(参考)法テラスホームページ(外部リンク)
多重債務に陥らないために
- 収入・支出の見通しを立てて、お金は計画的に使いましょう。
生活のために必要なお金、いざという時のための蓄えなどを考えてみましょう。 - 買い物の前に、よく考えましょう。
「今、本当に必要ですか?」「借金してまで買う必要がありますか?」冷静に考えましょう。 - クレジットカードを何枚も使っていませんか。
複数のカードを使用すると、どのカードでいくら使ったか把握できず、使いすぎてしまう可能性があります。 - 借金のための借金は絶対にしない!
借金返済のための借金をすると、さらに借金額が増えて返済額も増加してしまいます。絶対にやめましょう。
市消費生活センターは市の機関です。相談は無料・秘密厳守でお受けしますので、安心してご相談ください。
このページに関する問い合わせ先
市民生活部 生活環境課 消費生活センター
電話番号:0226-22-3437