クマの被害に遭わないために
更新日:2021年5月6日
はじめに
- 春から秋にかけてクマの行動が活発になる時期で、市内でも毎年5月頃からツキノワグマの目撃情報が多数寄せられ、気仙沼市においては、目撃情報等があった場合、防災無線などによる注意喚起を行っているところですが、被害を防止するために、皆様もクマの正しい知識と自己対策が必要です。
- ツキノワグマは自然に生息している動物です。 人間に危害を加えるためや農作物を食い荒らそうとしているわけではありません。 人身被害や農作物などへの被害を防止するためには、正しい知識をもってクマ被害に遭わないよう自己防衛(対策)が必要です。
- 行政はもとより、市民のみなさんが相互に連携して被害の防止に努めましょう。
【参考】ツキノワグマの特徴
- 体長/80センチメートルから150センチメートルほど
- 体重/40キログラムから130キログラムほど
- 視力/あまりよくない
- 聴力/人間より優れている
- 嗅覚/イヌより鋭い (匂いをより細かく嗅ぎ分けることができる)
- 足の速さ/人間より速い(時速60キロメートル)
- その他/泳ぎや木登りが得意
クマの被害にあわないために
クマに自分の存在を知らせてください
- クマは、嗅覚や聴覚が人間より優れ、人の接近をいち早く察知し、人を避けます のでラジオや鈴などを携帯し、音を出して行動してください。
- 風や雨、川の音などで人の気配を察知できないことがあるので、過信は禁物です。
クマのいるところで行動しないでください
- クマは、明るい場所を避けます。見通しのよい明るい場所で行動してください。
- クマの糞や足跡などを見つけたら、迂回するか、引き返してください。
朝方や夕方の外出は注意が必要です
- クマは、人里近くへは、夕方に出てきて、朝方に帰ることが多いので、この時間帯に外出はできるだけ避けてください。この時間帯に外出する場合には、単独での行動は避けてください。
- 人家周辺でも常に周囲に細心の注意を払うように心がけてください。
- 特にクマによる農作物等の被害歴がある場所での行動は危険です。
とにかく落ち着いてください
- クマまで距離があるようなら、そっと立ち去ってください。
- 急に大声を出さないでください。大声を出したり、ものを投げたりすると、クマは興奮します。
- クマから目を離さないようにして、できるだけゆっくりと後退してください。
- 食べ物以外の持ち物や帽子、衣類などを静かに地面に置いて、クマの注意をそらしてください。
走って逃げないでください
- クマは、「逃げるものを追う」習性があると言われています。背中を見せて逃げるなど、不要な刺激を与えることは危険です。
- 「死んだふり」は俗説で効果はありません。
クマを引き寄せていませんか?
自分の行動が知らないうちに、クマを引き寄せていることにつながっていることがあります。クマを引き寄せないためには、次のことに注意してください。
- 人家のまわりに生ゴミなどを無造作に捨てたり、置いたりしないでください。
- ゴミ集積所に、ゴミを置く際は、きちんと袋をしばってください。
- ゴミ集積所には、回収日前日には置かないで、当日に置きましょう。
- 人家のまわりで収穫の予定のない柿などの実は撤去してください。
- 山野にある墓地の供え物などは持ち帰るようにしてください。
- コンポストに生ゴミを入れるのは、極力控えましょう。
- 食物を保存する場合、収納庫の入口の防護や施錠をしたり、保管場所を住家に移動するなどの管理を徹底してください。
【お願い】クマを目撃した際は、目撃場所・時間などの情報教えてください。
関連リンク
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このページに関する問い合わせ先
産業部 農林課 林政係
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